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単細胞生活

片頭痛とのおつきあい

10歳にはじめて片頭痛を体験してから、かれこれ20数年のおつきあいになります。

片頭痛の原因は脳の血管がどういうわけか収縮し、これが広がるときに頭痛がするとか。
どうしてこうなるかはまだわかっていないそう。

私の場合、この収縮するときにくる症状が実際の頭痛より性質が悪いんです。

頭痛がするときに目の奥が特に痛むのですが、そこにやっぱり原因があるのか、頭痛の前触れは視神経で主に起きます。
まず目の焦点が合わなくなる。そして画像の一部分だけが欠落する。
例えば人の顔を正面から見たとき、その人の片目だけ見事にないんです。
それからだんだん暗くなっていき、やがて三角形の光の鎖が現れます。
その光は太陽をまともにみたときくらいまぶしいんです。
目を開けた世界は、鏡に石を投げ入れた感じ。バラバラです。
それからどんどん真っ白になっていき、最終的には一瞬何も見えなくなります。

30分くらいすると徐々に見えるようになってきて、目に入る画像は洗われたかのように美しい。
一瞬だけ頭の痛みもなく、目も普通に見え、気分も爽快になります。
そして本番の頭痛。
前触れのときに鎮痛剤を飲んでおかないと、頭をとってしまいたいほどの痛み。
それから体の中からとりあえず異物を出そうというのような吐き気と腹痛。
でもまあ頭痛まで来てしまえば、とりあえず動くことも話をすることもできるので何とかなるんですが、前触れで目が見えなくなると本当に不便だし困ります。



頻度は人それぞれですが、私は年に数回なので普段の生活にそれほど影響がありません。
これが週に2度3度と言う方は本当に大変だと思います。
でも突然片頭痛がくるとけっこう困ります。げ、こんなところで、と思ったベスト3!

3位 運動会で片頭痛
下の娘の幼稚園最後の運動会。ぼんやりした娘も走ることに目覚めていて、
リレーはがんばると張り切っていました。(全員参加ですが^^;)
練習も何度も見学に行きましたし、「おかあさん見ててね。」と娘のはりきり具合もひとしお。
ですがリレーの直前にまた片頭痛になってしまい、炎天下のグラウンドで私は母の日傘をさしてござの上で倒れているしかない始末。
もちろん娘の雄姿は見えませんでした。残念!

2位 娘がとびおりる
長女が3歳くらいのとき、やっぱり片頭痛になりました。
「おかあさんは寝ているからおとなしくしててね。」と言い、二段ベッドの下に横たわりました。
長女はもちろんそんな話はすぐ忘れてしまい、二段ベッドの上にのぼって遊んでいました。
傍らに980円で買ったカラーボックスが。その一番上にはけっこう重たいCDラジカセが。
3歳の長女は母が寝ているのをいいことに調子に乗ってそのカラーボックスに飛び降りました。
ばきばきばきばきーっとすごい音が。でも私の目はよく見えません。
手探りで娘を探すと、くずれたカラーボックスの一番下の段に娘の小さな体が埋まっています。
体の上にはカラーボックスの残骸とあの重たいCDラジカセが。
ラジカセをどけ、娘の名前を呼ぶ私。一瞬「死んだな」って思いました。
ですがそのあと娘が「びええええ~ん」と大声で泣き叫んだので、とりあえずほっとしました。
目が見えるようになって娘の体を丹念に確認しましたが、擦り傷以外にけがはありませんでした。
もう勘弁してよー。

1位 陣痛がきたのに
一人目の陣痛がきたときに片頭痛になってしまい、もうどうしていいのかわからずにパニックになりました。
最初は「薬は飲んだらダメだよね。」とか「いきむときどうしていいの?」なんて言ってましたが、
最終的にはあまりの陣痛の痛みと出産のショックで片頭痛であることを忘れてしまいました。
いいんだか悪いんだか。
by dayu2004 | 2005-03-14 12:42 | 日常
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