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単細胞生活

伝説の女 パート1

私のすぐ下の妹は今は立派なSEとしてバリバリ働いています。
仕事はできそうですが、完璧主義者なのできっと周囲の人は怖いんだろうなあ。

こんな妹ですが、小さいころは数々の伝説を残しております。

私はどっちかと言うとおっとり・ノンビリ・ボンヤリしていて他人様と争うことなどほとんどない子供時代をすごしましたが、妹はと言うと、どうしてそこまで敵を作るってくらいケンカしまくってました。
幼稚園のとき、男の子を泣かせまくったり、つまらないからと園を抜け出したりしていたので、番長と呼ばれていました。

昔は公園に親なんかついていかなかったので私は妹を二人連れて近所の小川の流れる公園まで連れていきました。いちばん下の妹は赤ちゃんですので家でママとお留守番。
真ん中の妹は私のさらに上を行くボンヤリ。番長を放っておいてボンヤリ妹に気をとられておりました。
すると川の方に人だかりができているのが見えました。
幅約1m、深さ20cmくらいの川っていうより用水路みたいなもんです。(でも川なんだなー)
そこにどんぶらこっこと桃が・・・いえ箱状のものが流れているのでした。
よ~く見るとその段ボール箱の中には姿の見えなかった番長妹が!?
悪ガキ集団を怒らせたらしく、箱に入れられて流されたのです。
オロオロするばかりの私。無言のままドンドン流されていく妹。どこにつながっているんだろう、この川は。下の妹の手を引いて川べりを段ボールについて歩くだけの私。その先は小さなトンネルになっていて川は地下へと消えていく。もうお別れ!?
そう思った瞬間に妹は段ボールに立ち上がり、物理の法則でひっくり返って川の上によつんばいになりました。手とひざを濡らしただけの妹はさらに無言で岸に上がったのでした。

家の都合で転校したときも、私はその日仲良くなった子に「遊びにおいで」と言われたのに対し、妹はクラスのリーダー格の女の子に「決闘しよう」と言われました。
決闘は体育館横の木の広場。10数本並んだ木の間にロープをはわしてあり、生徒達はロープの上を行ったりきたりするところです。そのいちばん高い木のてっぺんに早く昇った方が勝ち。校則?ではそのロープ(最高地上2mくらい)より高いところへ行ってはいけません。
私が騒ぎを聞いて駆けつけたときは、妹は既に体育館の屋根より高いところまで昇っていました。高所恐怖症の私は見ただけで卒倒しそうになりました。その一メートル下くらいのところにリーダー格の女の子が泣き喚いています。「こわいよー!助けてー!!」
妹は無言で女の子を促しながら木をすべり降りてきました。ここでも番長と認められたようでした。

妹にこの話をすると、「なんであんたは何にも動かないのさ!」って怒られます。何があってもデンとかまえている動じない人だと思われていたようですが、本当は手も足も出なくて呆然としていただけなんだよねー。
by dayu2004 | 2005-04-08 11:34 | 家族
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