単細胞生活

妖怪「ネムリヒメ」

長女のピヨ子が妖怪「ウタウアカチャン」「ドウシテボウヤ」ならば、次女のウサ子は妖怪「ネムリヒメ」(ちょっと差があるかな・・・?)でした。
どこでも寝る。すぐに寝る。
大抵小さい子はすぐに寝ますが、ウサ子の場合はあまりの早業にいろんな子供を見てきたお母さん仲間たちもみな笑わずにはいられなかったようです。

よく考えるとウサ子はすでに胎児の段階からよく寝ていました。
「お腹の赤ちゃんは20分くらい寝るとまた起きて、ということを繰り返します。」
なんて言われて、臨月のときにお腹に超音波つけられて3、40分ほど胎動を調べる検査をします。
その間に胎動があれば元気な赤ちゃんというわけらしいのです。
ピヨ子のときはは始めてすぐに胎動があり、ばったんばったん暴れ出したので、私がその30分じっとしているのが大変苦痛でした。
そのときだけでなく、毎日毎日四六時中ずっと暴れているので、頼むから早く出て欲しいと願っていたものです。

ウサ子のときになり、胎動の検査をしましたが、30分たっても胎動がありません。
そういえばピヨ子のときに感じていた苦痛を一度も感じたことがありません。
それどころか胎動なんかあったっけ?と考え込んでしまうほど。
それから30分検査して、1回だけ寝返りをうったようなのでもういいです、と検査技師に諦められました。
人間確かに性格は環境に左右されますが、絶対持って生まれた(生まれる前から?)ものはあるはずだと確信した瞬間でした。



ウサ子は生まれてからも本当によく寝ました。
生きてるのか心配になり、しょっちゅう脈測ったり息してるか確かめたりしていました。
まだ夜中に2、3度起きる新生児のときなのに、親子で8時間ぶっ通して寝ちゃったことがあって、餓死してるんじゃないかと心配になってたたき起こしたこともありました。

ウサ子が1歳3ヶ月のとき、姉のピヨ子が幼稚園に入りました。
朝9時頃ウサ子はベビーカーに乗り、片道10分の幼稚園までピヨ子を送りに行きました。
午前8時・昼12時・夕方6時ちょっきりにごはんを食べないとウサ子は機嫌が悪くなるので、それまでピヨ子だけとの昼頃起きたり、夜中にドライブしたり、夕飯食べなかったりっていう適当な生活はおのずと改善され始めた頃でした。
ついでに午前に1回、午後から2回ほぼ決まった時間に昼寝をしなくてはならないという、誰に似たのか大変規則正しい赤ちゃんだったのです。

その幼稚園はお母さんのお手伝いの多い、まあよく言えばアットホームな幼稚園でした。
運動会・遠足・おまつり・お遊戯会、とにかくしょっちゅうお母さん達の出番があったわけです。
年少さんのピヨ子のとき、私は運動会のお手伝いをしました。
まだおむつをしているような子供もいて、それをトイレに連れて行ったり、走り回る子を捕まえたり、整列させたりするけっこうハードなお手伝いです。
本番のときは夫か親にウサ子を見ていてもらえばよいのですが、練習のときはどうしようかさんざん悩みました。
でもとりあえずベビーカーに乗せておき、「見ていてあげる。」という有志のお母さんに申し訳ないけど頼んで仕事をしていました。
2時間ほどかかってやっと終わって、くたくたの体で見ていてくれたお母さんのもとに駆けつけました。
「あ、ウサちゃん?最初から最後まで寝っぱなしだったよ。写真撮るのにあっちこっちにベビーカー連れまわしたけど、一回も起きなかったよ。・・・え?まさか死んでるんじゃ・・・。」
余計な心配をおかけしましたが、ちょうどお昼でお腹がすいて目が開いたのでした。

こんなふうに参観日もお遊戯会もおまつりも全部寝ていました。
午後からピヨ子が通った公園でも、呼ばれたお友達の家でもウサ子はほとんど寝てばかりいました。
ときどき起きても、じっと座って砂遊びに熱中するか(目を離すと砂も食べちゃうけど)、友達のおうちでずっとお菓子を食べていました。
楽ですねって?はい、すごく楽でした。
ピヨ子で死ぬほど苦労した分、申し訳ないくらい楽させてもらいました。

2年後今度はウサ子が幼稚園に入ることになりました。
幼稚園に入る前には必ず体験入園みたいなものがあります。
先生と一緒に手遊びしたり、工作したり、お友達と駆け回ったり、まあどう考えても楽しいはずでした。
ところがウサ子は、工作している最中にひじをついて居眠りしているではないですか!?
「う、ウサちゃん、つまらない・・・?」先生も寝る子がいるとは思ってなかったようで、大変困っていました。
多分12月生まれのウサ子を年少で幼稚園入れるのは早すぎるんだろうな、って入園式の前の日まで悩んでいましたが、結局どうにかなろうと思いいれてしまったわけでした。

年長にピヨ子が行っていたので、毎日二人まとめてお迎えします。
ピヨ子は元気が有り余って仕方がなかったので、帰りに幼稚園の園庭で友達と遊ばせるのが日課になっていました。
ウサ子はずっと私の横にいて、「帰ろう、早く帰ろう。」と小声でいい続けています。
ある日あんまり声がしないな、と思って私の足にしがみつくウサ子をよく見ると、立ったまま熟睡しているではないですか!?
一度寝るとすっかり疲れがとれるまで決して起きないウサ子。
知らない人は倒れたのでは?って心配になるらしいのですが、すぐ寝ることで有名でしたので先生も子供たちもお母さん方もみんな笑ってくれてました。

保育中に寝たことも何度もありましたし、ウサ子の友達をおうちに呼んで遊ばせていてもまた途中で眠ってしまいました。
ピヨ子の習い事の最中も必ず眠り、買い物に行っても眠り、行楽地に遠出するたびに車の中で熟睡する。
いまだに気づいたらどこでも昼寝しています。

よく寝てよく食べるせいか、おとなしい性格とは裏腹に、筋肉隆々で大変たくましく育ってます。
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by dayu2004 | 2005-06-10 12:45 | 家族
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