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単細胞生活

おさななじみ

「おさななじみ」ってどこくらいまで言うのかな?
幼児のときの友達でしょうか?小学校くらいの友達まででしょうか?

高校のとき、転校する前の小学校のときの同級生の男の子とたまたま一緒のクラスになって、
「おまえとオレはおさななじみだからよ~。」って初対面から親友ヅラされました。
(別にかまいませんが^^;)

私の中の「おさななじみ」は5歳まで暮らしていた札幌の隣町の新興住宅街の友達。
同じ年の女の子が3人、妹と同じ年の男の子が2人、それにお隣の1歳上のてーちゃんと、
1歳下ののっちゃんの兄弟。

新興住宅街だったので、若い夫婦があちこちから来て同じ時期に家を建てていったみたい。
なので母は近所の中に同じくらいの子どものいる友達を数人見つけて、今でも仲良くしています。

同じ年の女の子、あきちゃんはH大学まで行った才女で、大人っぽく落ち着いた人に成長しました。
でも当時は感情が激しくて、泣いたり怒ったり笑ったりと、ついていくのに精一杯でした。
もう一人の友達あっちゃんは、F女子大学まで行ったこれまた才女で、
綺麗でバリバリ働くキャリアウーマンになりましたが、
そのころはまさに「女の子」って感じで、ウジウジ泣いたり、イジワルしたり、とっても優しかったり、
やっぱりついていくのに必死でした。

もう一人の子は名前も忘れましたが、3歳の時「私カタカナがかけるのよ。」と頭がよさげだったのですが、どうやらそうでもない大人になってしまったと風の噂で聞きました。

いちばんの仲良しは隣のおうちのてーちゃんです。
男の子ですが、とっても優しかった。それにかっこよかったような気がします。
いつもビッタリくっついていたらしいです。我ながらおバカな子どもだったよう・・・。

そのてーちゃんは大学卒業後、大きな会社に就職したのに、ヤバイ関係の人の女に手を出して、
彼女を連れて行方をくらまし、親とも連絡がとれなくなってしまいました。
数年後、やっと見つかったらしいのですが、大病して若くして亡くなってしまったようです。
あの穏やかなてーちゃんが、波乱万丈な人生を歩むなんて・・・。
人間わからないものです、ホント。


今、娘たちが仲良くしている「おさななじみ」になるであろう友達たちがどういう人生を歩むか。
楽しみです。

クミコフさんちのヒヨ太くんはピヨ子に性格の似ている感情豊かな男の子。
小さいころから正義感が強くて、悪いやつを放っておけず、思わず口が出てしまう。
そんなところがとっても可愛い。
それにとっても博識で、なぜか10歳にして社会情勢に大変詳しい。
ガンダムヲタクにならないことだけ祈っていますが。

ハヤサカんちのゆうくんは、優しくてまっすぐな男の子。
いつも正面からものを見ていて、間違ってる事はしっかり違うと言ってくれます。
明るくてはきはきしているので、友達もたくさんいます。小さい子にもとっても優しいし。
野球を始めたので、これからどんどん大人になっちゃうね。

仲良しのゆっきは、天然で明るい子。
いつもニコニコしてるし、あんまり深く考えないので、自分で悩んでいることにも気づかないんです。
ホントは神経こまやかなんです。

この辺、楽しければそれがいちばんっていう人たち。
親も一緒ですが。

ピアノで一緒のカーくんは、神経細やかで優しくて大人しい男の子。
もう一人のタケくんも、マジメで一本気で、ハキハキしている男らしい男の子。

みんなイマドキって感じが全くしない。
正直すぎて、裏表が全然ありません。そんな子たちばっかり。

関東に行っちゃったカズくんも、道北に行っちゃったユキちゃんも、みんなそんな感じの子ども達。
それぞれ個性はありますが、大人の顔色見たり、大人からこそこそしたり、表と裏と使い分けたり、そういうことがない子たちばかり。
本当にいるんです、いっぱいいるんです、そんなイマドキの怖い子たち。

私にモノが言いやすいのか、ピヨ子の友達も本音で語ってくれる子は多いのですが、
「ママになんて内緒にしてればいいじゃん。」
「先生に黙っててね。」
って言う子もたくさんいるのが気がかりです。
でも上記の子達はマジで一切そういうことは言わないの。
せいぜい、
「ママに怒られるから、先にメールしておいてください。」くらいなもの。

イマドキになれないピヨ子の本当の友達も、やっぱりイマドキになれない子ばかり。
要領悪いけど、見てる人は見てるからガンバって。
きっとピヨ子の中で「おさななじみ」はそういう子たちなんだと思います。
by dayu2004 | 2005-10-13 21:17 | むかしばなし
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