単細胞生活

2005年 04月 20日 ( 1 )

怒る客 パート2

本当はパート1よりこっちが書きたかったのです。

今度は怒った客より周りの客がみんなで怒っていた話。

つい数日前の日曜日、隣の市にある食料品まで売っているでっかいホームセンターに行きました。
隣の市と言っても車で15分くらい。なーんにもないところにポツっと建ってます。
(向かいに新聞社の工場があるのみ)
でも激コミ。みんなあちこちから車でやってきます。
本当に他に何もないところなのに道路も渋滞。広大な駐車場にはびっちりと車がとまってます。

子供は夫の実家に預け、夫と一緒に買出しです。夫はワイパーを買いにきました。
夫が屋上の駐車場でワイパーを外している間、初めてくるところなのに迷子になったらイヤですので、屋上のエレベータホールで夫をボケっと待っていました。
人の出入りが激しく、エレベータホールにはつねに人がいっぱい。

出て行く人はみんなでっかいカートにいっぱい買い物をして、それを駐車場のあちこちに放置しているようでした。
放置したカートを集めるのはエプロンをつけたおじいさんのお仕事。
寒い中外からたくさんのカートを集めて引っ張ってきます。
それを入り口から入れるとき、いちばん遠いカートが店に入ろうとしていたお客さんの一人に当たりました。
スキンヘッドにサングラスをした一見怖そうな30歳くらいの男です。
ですが服装は大変地味で、ヤクザ関係の人には見えません。

「おい!気をつけろ!」最初は小声で言いました。
「あ、どうもすみません。」おじいさんは軽く頭を下げて謝りました。
その様子をエレベータホールにいたたくさんの人が見ていました。みんな今まで話をしていたのをやめて見つめます。
おじいさんの謝り方が気に食わないのか、それとも大勢の人に急に注目を浴びたせいなのか、
その男は大声で怒鳴り始めました。
「気をつけろって言ってるんだよ!どこ見てんだ!え!何やってんだよ!」
弱々しそうなおじいさんを相手にいきがる男。
カートまでガンと蹴ったりしてます。おじいさんはぺこぺこ謝ります。
最後には深々と頭を下げていました。それでもずっと怒鳴り続ける男。

私も含めてみんなただ黙って見ているしかありません。とばっちりはイヤですから。
それにここで口を挟んだら男をもっと怒らせるでしょうし。
でもその大勢の人々の視線はものすごく冷たく、目が「バカじゃないの」と雄弁に語っています。
あんな目で見られるのは、私なら罵声を浴びせかけらるのよりずっとイヤです。
男はその視線を避けるように一度店外に出て行きました。
3分くらいしてエレベータホールの人が私以外みんな入れ替わると、再びあの男は入店してきました。
そのまま何もなかったように店内で買い物をしている姿を見かけました。

帰るとき、再びあのエレベータホールでそいつを見ました。
自分の車に乗り込むと、ウチの車の前を通っていきました。
ナンバープレートには関西地方の歴史あるあの憧れの都市の名前が。

ってことはもしかしてお坊さん?

そう思うと何だか急にやりきれない気持ちがしてきました。
[PR]
by dayu2004 | 2005-04-20 09:09 | 日常