単細胞生活

2005年 11月 01日 ( 1 )

ミーハー様

会社に勤めていたころ。
結婚して1年くらいそれまでと同じ会社で、それまで以上に働いていました。

朝は何時まででもいいとは言え、9時くらいには出社します。
最先端のIT企業ですが、六本木ヒルズどころか、市内でもいちばんヘンピなところにありました。
会社の広い庭には、毎日のようにキツネや野鳥がやってきます。
野うさぎやキジやヘビが遊びにきたこともありました。キジってデカイよ!

お昼になっても、もちろん周りにはおしゃれなカフェも行列のできるラーメン屋もありません。
緑豊かな森を見つめながら、持参の弁当か業者の弁当を食べるのみです。
仕事の合間に、プロジェクトのメンバーや同期の女の子と、
缶コーヒー飲みながら他愛もない世間話をするのがいちばん幸せなとき。

連日連夜10時まで仕事をします。(男の人は夜中まで)
制服から私服に着替え、駐車場に停めてあるマイカーに乗り込み、帰途につきます。
周囲の建物(みんなIT企業)も消灯していて、ほぼまっ暗闇です。
だからって星なんか、あんまり見えません。
朝夕は渋滞する片側3車線の道路も、この時間になると1台も通ってないこともしばしば。
警察さえいないので、毎晩時速100キロ超で帰ります。
片道15キロを何分で走れるかを、毎日ひとりで記録挑戦します。

今と違ってスーパーは最高でも10時にはしまりました。
通勤路に24時間営業のスーパーができたのは3年くらい前のこと。
あのときここがあればな、っていつも思っちゃうトラウマになってる私。

2DKのアパートでの新婚生活でしたが、いつも夫が先に帰っていました。
意地もあったし、若かったのもあったせいか、10時半ころ帰宅してから晩御飯を作ります。
週に2、3回は外食してたけど、そうそう毎日じゃあねえ。
でもヘタだった。時間がかかった。
できあがると日付が変わっていることもしばしば。
その間、夫はテレビ見たり、風呂を掃除して入浴したりしてました。

食事が終わると即効で茶碗洗い。
決して次の日の朝までそのままにしていることはありません。
洗面所がないので、顔洗うのも、歯を磨くのも、台所でやるしかないんです。

それからフロに入り、髪ブローしたりしてたら、寝るのはいつも2時3時。
今なら慢性で疲れてた理由がよくわかります。
そりゃムリがあるよ、と。

そのころはとにかく、社会の一員として働いているハズなのに、
なんだかとっても世間から隔絶されているような気がしていました。
新聞やテレビを見ることもできないので、時事問題に疎い。
会社の人としか会わないので、世間が狭い。
しかもイナカすぎて、流行の服とか店とか全然知らない。
完全に取り残されているような気持ちになっていました。

能力的にはけっこうピッタリな仕事でした。
3年間、人間関係に悩むこともほとんどなく、自分の力が如何なく発揮できる!
机の上は汚いけれど、システム上でのあらゆる事象を網羅するという細かいツクリには、
隠されていたA型の神経質な性質を全部つぎ込んだと言っても過言ではありません。
(大げさだなあ・・・)

でも性格がむいてなかったみたいです。
このボンヤリしてノンビリして、ヘラヘラした性格。
でもその中に潜む、最大の悪【ミーハー様】が黙っちゃいなかった!

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by dayu2004 | 2005-11-01 23:42 | 日常