単細胞生活

カテゴリ:読書( 16 )

三国志をマンガで読む

蒼天航路 (14)
王欣太 李 学仁 / 講談社





諸葛孔明時の地平線 10 (10)
諏訪 緑 / 小学館





「三国志」、歴史の素材としてはいちばん好きかなあ。
中国の話だけど大河ドラマ化しないかな、っていつも思っています。

といっても私の知識は吉川栄治の小説と、横山光輝のマンガだけなんですけどね。
あとは夫がやってたゲームを横で見ていてキャラクターで覚えたり。
キャラクターごとに能力値が表になっていて、簡単な功績なんかも書いてある攻略本みたいなのを読むのが好きでした。

よくみんなが知ってる「三国志」は史実ではなく「三国志演義」っていう作り話だと力説している文章に出くわしたりします。
でもいいんです。
歴史なんて本当のことを知っている人がいるはずもない。
よくできている話を書いた人勝ちだし、それが面白ければそれでいいんです。
結局古い歴史なんて、小説や映画なんかの創作物の素材でしかない。
(ちょっと極論ですが^^;)
面白い話であればそれでよいし、要するにそれが実際にあったことだと思い込みさえしなければいいんです。

横山光輝のマンガでは、劉備元徳はさわやかな主人公でした。
徳がある立派な青年で、お人よしすぎて戦には勝てないけれども、
自然と人が集まって彼を王にしてしまう。って感じです。
曹操はとっても悪どいやつで、諸葛孔明は大変知的なお兄さんでした。
超雲子龍がドカベンみたいな顔してるのが気に入らなかったけど。

そんなイメージで「蒼天航路」を手にしたらぶっ倒れます。
劉備はメチャクチャでお調子モノだし、孔明にいたってはキモイとしか言えません。
「三国志演義」に沿ってはいないので、三顧の礼も赤壁の戦いも思っていたものとは全然違います。
でもその期待の裏切り具合にはいちいちワクワクします。
そんなメチャクチャな劉備にもちゃんと人がついてくるのが判ります。
おまけに主人公曹操はものすごい魅力的。
冷徹で非情でいちばん最初からとっても恐ろしい人なのですが、
なのにとっても人懐こくて可愛くて明るい。大胆不敵でいながら緻密。
形容詞が何十個もつきそうな、すっごい人です、この曹操。
しかも周りの重臣たちがこれまたとってもいい味出してます。
悪名の高い董卓や呂布、買詡とかもね、面白くて全然憎めないんです。

絵も話も迫力たっぷり。
すっごくオーバーだったり、ぜったいありえなかったり、マンガはこうでなくちゃと思わせます。
ただこれから三国志に入っちゃうと、周囲の大人と話が合わないかもしれませんね。

「諸葛孔明 時の地平線」は少女マンガです。
全然三国志を知らない女の子でも安心して読めます。
諸葛孔明は冴えない美少年です。
龐統士元もちょっと斜に構えたかっこいい美少年で二人で旅したりします。
孫氏のところの周瑜は超ハンサムで、曹操はかっこいいオジサマです。
超雲は人がよいとってもステキなお兄さんだし、最近出てきた馬超も馬謖もぼ~っとするほどかっこいいです。
「蒼天航路」では怪しいハゲじじいの華佗ですが、こちらでは中世的な超美形です。

でも何故か劉備元徳だけは無精ひげで丸顔の農家のオッサンみたいな感じです。
すっごく徳の高い素晴らしい人ですが、田舎のオッサンそのまんまです。
それがまたいいといえばいいんだけど、女の子は決して劉備見てきゃあきゃあ言ったりしませんね。

絵も話も大変綺麗になっているし、言葉使いも平易なので、とってもわかりやすいです。
もちろん戦闘シーンには迫力はありませんが、登場人物の細かい心の動きがわかって感動したりします。
劉の軍の人はみんな素晴らしすぎて、これまた周りのおじさんとは話が合わないかもしれません。

1年くらい新選組に夢中でさぼっていたら、続きがたくさん出ていました。
二つの作品の続きを一度に買って、続けて読みました。
まず「時の」を読んで「蒼天」を読んで再び「時の」を読みます。
絵もマンガとしても、ストーリー的にも真逆の「三国志」。
こうやって読むとちょうど中和されて、ちゃんと現実に戻ってこれました。
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by dayu2004 | 2005-06-19 23:43 | 読書

TVブロスの好きな男ベスト100

やっぱり気になったんで購入してしまいました。
誰が入っているのかなー、って言うのが気になりまして。

1位が堺雅人さん、2位が高橋一生くん、3位が大蔵孝二さんという結果を見てもちょっとマニアックなのはわかりますね。ざーっとベスト20まで見ると、私も大好きな人ばかり入ってます。
ちなみにアイドルやイケメンはほとんど入ってませんが。

4位の寺島進さんは私も缶コーヒーの「金持ち兄弟」CMで最近ちょっと気になる人。
5位の佐々木蔵之介さんは前述したように声が好き。
10位の大泉洋は同郷人としては嬉しい気持ちでいっぱい。
あとは生瀬さん、谷原さん、岡田義徳くん、北村一輝さん、阿部サダヲさんと彼らが出ると思わずにやけてしまうような好きな俳優さんが20位までにランクインしてます。
(20位の勝地涼と言う方だけ知りませんでした。T_T)

キライな方を眺めてみると、ホリエモンとかキムタクとか保坂尚輝とかフミヤとか、とにかく自信満々な人がランクイン。そういう観点で見ると、好きな男は謙虚な感じの人ばかり。まあ要するに感じいい人のランキングなのかなって思ってしまいましたね。
ちなみに100位までの中に、ジャニーズはV6の岡田くんしか入ってません。っていうか岡田くんはジャニーズにしたら驚くほど感じがいいということか!?

というわけで気になるには気になったけど、やっぱだからってどうってことのないランキングでした。
ただ堺雅人さんが一位なのが、去年から突然ファンになったモノとしてもとっても嬉しいことではありますね。
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by dayu2004 | 2005-04-16 17:21 | 読書

輪違屋糸里

佐藤浩市が好きです。
「素晴らしきかな人生」とか「タブロイド」とか「アフリカの夜」とか、ドラマ自体もそんなにメジャーな感じではなかったのでご覧になった人も多くはないと思いますが、けっこう面白いドラマにあまりかっこのよくない役で出てました。
目にキリーっと力があって印象的な役者さんだな、って思ってました。
今や映画にも多数出演しているトップスターですよね。

そんな佐藤浩市が去年の大河ドラマ「新選組!」でやっていたのは、どちらかというと悪人のイメージの強い「芹沢鴨」という役です。
マンガならば大抵いつもデップリ太っててブサイクに描かれています。
「大柄」「酒乱」「女癖が悪い」「金に汚い」っていうのと「カリスマ性」みたいなものが鴨と言う人の特徴の共通認識なのでしょう。
浩市さんの鴨はこの線をちゃんと踏んでいながら、ものすごくかっこいい、ものすごく迫力のあるほぼ主役と言っていい鴨さんになってしまったわけです。
鴨さんは長いドラマのちょうど真ん中で死んでしまうわけなのですが、それまでは正直言って完全に他の役者さんを食っちゃてました。
後半になってやっと慎吾ちゃんとか山本耕史くんとか、堺さんやジョーくんや藤原竜也くんなんかの新選組になったわけです。
ま、そんな「新選組!」の話は長くなるのでおいておいて。(って十分長いわ)

先日ずっと封印してきた浅田次郎著「輪違屋糸里」という新選組の小説を読んだんですね。
実はあまりにも大河メンバーのキャラクターが強烈だったので、新選組関係の本は何を読んでも「この人はこんなことは言わないわ!」って思ってしまって集中できなかったのです。
しばらくは新選組のマンガも映画も小説も見たり読んだりせずにいました。
でももうドラマも終わって4ヶ月になるし、すっかり新選組のことからも遠ざかっていたのでたまにいいだろうと思って図書館から「輪違屋糸里」を借りてきました。

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by dayu2004 | 2005-04-14 08:58 | 読書

本も買ってきました

死ぬかと思った 5
林 雄司 (Webやぎの目) / アスペクト
ISBN : 4757210124
スコア選択: ※※※※



低レベルな臨死体験集だそうで。
痛そうなのや危機一髪ものから、恥ずかしくて死にたいものまで。
かなり笑えます。
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by dayu2004 | 2005-03-08 13:37 | 読書

エロイカより愛をこめて




新巻が出たばかり。31巻は番外編だそうです。
まだ読んでいませんが早く読みたい!

「エロイカより愛をこめて」は少女マンガとは思えない欧州のスパイの話で絵も劇画タッチ。
初期の頃はまだ主人公の二人も美しい感じだったのですが、今やおじさん臭さを全面に出してます。でもまたそこがいいんですよね~。
テレ東の「テレビチャンピオン」の少女マンガ王選手権にマジで応募しようかと思ったこともあるほど実は少女マンガ好きの私。4人姉妹の利を生かしてものすごくたくさんの少女マンガを読んできましたが、その中でもいちばん面白いと言っても過言ではありません。未読の方は一度お試しあれ。

ちなみに面白いと思った少女マンガは順不同で以下の通り。といっても思いつくものだけ。
既出ですが最近のものでは「BASARA」、「百鬼夜行抄」、「時の地平線」、
更に「陰陽師」(岡野京子)、
一昔前なら「グランローヴァ物語」「辺境警備」(紫堂恭子)、
もう少し前なら「机をステージに」「ホットロード」(紡木たく)、「愛してナイト」(多田かおる)、
結構前だと「摩利と新吾」「夢の碑」(木原敏江)、「イズァローン伝説」(竹宮恵子)、「スターレット」「トーマの心臓」(萩尾望都)・・・。
まだまだたくさんあるのですが、すぐには出てこないなあ。少年マンガもいろいろ好きなものがあります。また急に思い出したら書いちゃうかも。
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by dayu2004 | 2005-02-17 20:22 | 読書

少女マンガ考

ドラマ考も続くって書きながら、先に少女マンガについて語りたくなったのでした。

最近(といってもここ3,4年)はまっているマンガはね、
「百鬼夜行抄」今市子
題名の通り、鬼や妖怪や幽霊が出てくるんだけど、それを人間ドラマと複雑に絡めててそれを探偵さながらに解決していく過程が面白いんです。絵もあっさりしてますが、主人公がまたあっさりした性格の男の子。
相手役(?)の女の子が共にものすごーく霊感の強かったお祖父ちゃんの血を引く主人公のいとこで、この子もいい味出してます。
主人公のお父さんは一回死んでいて、中味だけが鬼に乗り移られて生き返り主人公を守る役。ペットが家の木を守る2匹の鳥の妖怪でこれがまた可愛い。こうして書くとなんじゃそのうそ臭いの、って思いがちだけど、話が大人の人間模様でなかなか怖いんです。

「諸葛孔明 時の地平線」諏訪緑
「三国志」の諸葛孔明の半生を描いてます。絵もかわいいし、話もわかりやすい。周ゆ(変換できません)や超雲がものすごくかっこよい。劉備元徳は無精ひげの丸顔のおっさんにかかれているけど、この劉備がまたすごくいい味出してるんです。三国志って本当はこんなに美しい物語ではないんだろうけど、夢みたいに綺麗でこういうのもいいかも、って思わせます。

「BASARA」田村由美
連載も終わっちゃってるし、大きな賞もとっててかなり有名なマンガなんだけど。
何回読んでも面白い。何回読んでも最後にフクロウのせいで泣いちゃう(T_T)。
未来の話。更紗という少女が予言されてた運命の少年タタラに成り代わり、日本のあちこちでクーデターを起こしてまわるという話なんですが。敵の国王の息子朱理(アカリではなくシュリ)とは相手の素性をお互いに知らずに愛し合ってしまうというロマンチックなサブストーリーもあって、とっても面白いんですよねー。シュリはもちろん、揚羽とか浅葱とか四道とか那智とか、出てくる人たちがみんな個性的でしかもかっこいいんです。ああまた読みたくなっちゃったなあ。

この話題も続きます。
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by dayu2004 | 2005-02-03 09:19 | 読書