ドラマ考も続くって書きながら、先に少女マンガについて語りたくなったのでした。
最近(といってもここ3,4年)はまっているマンガはね、
「百鬼夜行抄」今市子
題名の通り、鬼や妖怪や幽霊が出てくるんだけど、それを人間ドラマと複雑に絡めててそれを探偵さながらに解決していく過程が面白いんです。絵もあっさりしてますが、主人公がまたあっさりした性格の男の子。
相手役(?)の女の子が共にものすごーく霊感の強かったお祖父ちゃんの血を引く主人公のいとこで、この子もいい味出してます。
主人公のお父さんは一回死んでいて、中味だけが鬼に乗り移られて生き返り主人公を守る役。ペットが家の木を守る2匹の鳥の妖怪でこれがまた可愛い。こうして書くとなんじゃそのうそ臭いの、って思いがちだけど、話が大人の人間模様でなかなか怖いんです。
「諸葛孔明 時の地平線」諏訪緑
「三国志」の諸葛孔明の半生を描いてます。絵もかわいいし、話もわかりやすい。周ゆ(変換できません)や超雲がものすごくかっこよい。劉備元徳は無精ひげの丸顔のおっさんにかかれているけど、この劉備がまたすごくいい味出してるんです。三国志って本当はこんなに美しい物語ではないんだろうけど、夢みたいに綺麗でこういうのもいいかも、って思わせます。
「BASARA」田村由美
連載も終わっちゃってるし、大きな賞もとっててかなり有名なマンガなんだけど。
何回読んでも面白い。何回読んでも最後にフクロウのせいで泣いちゃう(T_T)。
未来の話。更紗という少女が予言されてた運命の少年タタラに成り代わり、日本のあちこちでクーデターを起こしてまわるという話なんですが。敵の国王の息子朱理(アカリではなくシュリ)とは相手の素性をお互いに知らずに愛し合ってしまうというロマンチックなサブストーリーもあって、とっても面白いんですよねー。シュリはもちろん、揚羽とか浅葱とか四道とか那智とか、出てくる人たちがみんな個性的でしかもかっこいいんです。ああまた読みたくなっちゃったなあ。
この話題も続きます。